第1回フェルケール博物館での西伊豆キャンドルナイト2011

2011.12.17

清水フェルケール博物館さんでの、黄金崎クリスタルパーク収蔵作品展に合わせ、

私達、西伊豆町在住ガラス作家の会による、キャンドルナイトも行ってほしいと

依頼されました。

常に水が流れている中庭での開催だったので、長靴持ってフェリーに乗り込みました。


事前に、どのように見せるか皆で会議を重ね、中庭の大きさを測り、

どのくらいのサイズだったら見応えがあるか、どんな色のホルダーがいいか、

試点灯も行った際には、どこにボリュームを出したらいいか?

みんなで夕方遅くまで検討しました。


水の上に浮かべなくてはいけないので、どうやったら灯りを損なわないで

セットできるかも相談しました。

ですから、当日はセッティングはスムーズにできました。

まずは、昼間の段階の写真をどうぞ。

並べると、それはそれは水とガラスのキラキラが美しくて、、、


練習してきた、錨マークも、上からどんなふうに見えるか、

何度もチェックして、配置をし直しました。

どうですか?見えます?

フェルケール博物館さんが、船舶をテーマにした

博物館ということで、最初に下見に来た後、

メンバー皆で考えたアイデアです。

ちゃんと綺麗に見えて、みんな大満足です。

上から見ると、細いラインにみえますが、近くで見ると、様々なデザインの

キャンドルホルダーが並んでいるんです。

夢のように美しい光景でした。

2004年から、試行錯誤しながらメンバーみんなで作り上げてきた、

『西伊豆キャンドルナイト』

しかし、水辺で行うのは全く初めてでした。

並べている間はあまり考えませんでしたが、点灯して見てすぐに、水の揺らぎと、

炎の揺らぎの相乗効果がこんなにも美しいと気付きました。

また、御影石のタイルの部分は、鏡のように映って、2倍に輝いて見えました。

こんなふうになるなんて、私達も思っていなかったので感激しました。

水に映る灯りが本当に綺麗。


今回メンバー7名全員が、新作を制作してきました。

水辺に置く、、、という前提で、作ってきた作家もありました。

中でも、生島賢さんの作品は、毎回手が込んでいてとても楽しい作品です。

今回は、実際に水に浮かぶ船です。

1艘は、清水港を行きかう、ガスタンクを積んだタンカー

もう1艘は、西伊豆を行きかう、採石船。

クレーンもちゃんと動くんですよ!

すごいでしょう


入場には400円が必要でしたが、奥のレストラン

ミクニさんに行かれる、通りかかりのお客様も

楽しめるようにと、外にもセットしました。


丸い大きな石のアンカーに、たくさんのキャンドルを集めて、祭壇のようにしました。

外では、直接キャンドルを見ることができるとあって、携帯でいつまでも写真を

撮って行かれる方が何人もいらっしゃいました。

町長も見にこられて、喜んでくださいました。

タミーさん、やまめさん、やまめママさんも、お越しくださいまして、

ありがとうございました。

夜は21時過ぎまで点灯していたので、それから寒空の中、

22時過ぎまで片付け、、、

ホテルでゆっくりできたのは23時でした。

翌朝、また箱詰めの為、博物館へ。

フェリーで皆で帰りました。

21時まで、503名のお客様が堪能されたそうです。

私たちも、本当に素敵な体験をさせていただきました。

もしかしたら、来年も、、、

というお話もちょこっと小耳にはさみました。

そうなったら、いいですね。

Glass Night Garden  グラスナイトガーデン

1998年のFAROのオープンを皮切りに、賀茂村では多くのガラス作家が移住し、活動を始めました。 合併により賀茂村の名前が消える事になり、2004年12月自分達の夢を叶えてくれた村に恩返しをするため、作家達がオリジナルガラス作品を自費で製作し、キャンドルを灯すボランティアイベントを始めました。 執筆、サイト運営管理は五木田淳子が担当します。

0コメント

  • 1000 / 1000